突然だが、おぬしはサラダに何をかけて食べるだろうか。
胡麻ドレッシング、シーザードレッシング、シソドレッシング……。
拙者は何もかけない。
生粋の『薄味派』でござる。
その一方で激辛料理も好きという矛盾を抱えている。
今回は『薄味派』もしくは『激辛好き』のどちらか一方でも共感が得られればという内容でござる。
素材の味を強要する記事ではないのでご安心を。
拙者的『薄味派』とは

世の中には様々なこだわりのある『薄味派』がいることだろう。
なので、ここでは拙者のレベルをサクッと紹介する。
・オムライスにケチャップかけない(ライスは出汁で味付け)
・お好み焼き/たこ焼きにソースかけない
・プリンにカラメルなくていい
・野菜にドレッシングかけない
・豆腐に醤油かけない
ご覧の通りだが、基本的にソースは苦手でござる。
とても関西育ちとは思えませんな☆
そもそも、ソースやドレッシングといった調味料をほとんど家に常備していない。
1人暮らしの頃、遊びに来た弟が冷蔵庫を開けて「調味料どこ……?」と言ったのは愉快な思い出(^ω^)
ポン酢、めんつゆ、出汁の3つは常備しているが、あとは普通に塩、砂糖、パセリがあるくらい。
味噌は味噌汁にしか使わんし、もちろん赤ではなく白味噌。
最低限の調味料はあるけれど、追加オプション系の派手なものはない。
お米などはたまに納豆や生卵でアレンジすることもあるが、基本的にお伴はなくても問題ない。
むしろ、旅館などの朝ごはんで白米の量に対して干物、海苔、佃煮、漬物、梅干し……など、味の濃いお伴が多すぎて一口ごとに水を挟みながら食べることはある。
白米万歳!
野菜や豆腐に調味料をかけない件だが、理由は「もう味が付いてるから」でござる。
胡散臭い言い方をすると「素材の味がする♡」(笑)
例えばお好み焼きなら、キャベツの甘い味がするので、それ以上の味付けは要らない。
ここにお好みソースをかけると拙者にとっては味の過飽和状態でござる。
スイーツ系でもこの気はあって、カフェでパンケーキやかき氷を注文した時に付いてくるシロップがめちゃくちゃ余る……というか要るのか、あれ?
サー〇イーワンなどアイスの味は抹茶、紅茶、コーヒー、ミルク(←ミルクであってバニラではない!)から冒険することは滅多にない。
と、ここまでは堂々と『薄味派』を語ってはいるが、拙者は舌が肥えているわけではない。
むしろ、某格付けチェックに出ようものなら画面から消されること間違いなしでござる。
ちょっといいお肉とかを食べると、「やっぱ高いお肉おいし~」という人がいる。
一方、拙者は「え? 今日の肉なんか違う? あんま分からんわ」という反応でござる。
↑もうお前はいい肉食べるな(笑)
念のためお伝えしておくと、「美味しい」「不味い」という感覚は分かる。
けど、モノの良し悪しを識別できない。
……ちょっと思ってんけど、「不味い」って思う機会あんまないな?もしかして本当にバカ舌
『品質は分からないけど濃淡は分かる』
そんな拙者によって語られる『薄味』論が今日の議題でござる。
外食はできる! 自炊は……

あまりにも薄味派を主張すると勘違いされがちなのだが、外食は普通にできる。
できるし、めっちゃラーメンも食べる。
なんというか、「外食はこんなもん」と思って食べているので問題ない、と言えばいいのか。
とはいえ、相変わらず薄味派なので、普段は自炊によって自分好みの味付けのものを食べている。
拙者は1人暮らし歴8年目、自炊は2日に1回の人間なのだが、これを言うと「料理上手なんだ~」と言われることが多い。
否!
決して上手ではない。
実際、同じ家庭で育ったはずの姉弟に手料理を振舞うと「味うっっっっっっす!」と言われる。
「ほんまに味付けした?」と言われるレベル。
まぁ濃すぎたら取返しつかんけど、薄かったら後からセルフで足せばええしな?(笑)
カルピスとココアを作った時はそれぞれほとんど水と牛乳だったので流石にブチ切れられたけど(^ω^)
要はあくまで自分の口に合った料理ができるだけで、「料理上手」とかではない。
そんな自炊マスター(?)の拙者でも、たまに作るのが面倒くさくなる。
それでも出来合いのものを買うくらいなら、金にものを言わせて外食することにしている。
学生の頃、部活帰りに1度だけ業〇スーパーでお惣菜のマカロニサラダを買ったことがある。
「これで今日は楽ちんだぞい」と思ったのも束の間。
味が濃すぎて食べられない……!
濃いついでに癖強いというか……あればかりは上手く表現できん。
とにかく、楽できると思ったのに、食べ切るのに結局3時間くらいかかったのは忘れられない。
それ以降、どんなに疲れていてもスーパーのお惣菜は買わないようにしている。
薄味派とはいえ外食できるレベルであって良かったなと思う。
ゴチャゴチャしているのが苦手かも?

薄味と関係があるかは分からないが、ゴチャゴチャしているものもあまり好みではない。
例えば
〇 | × |
---|---|
メイン材料1つのジュース | ミックスジュース |
シンプルなプリン | プリンアラモード |
プレーンヨーグルト | フルーツ入りヨーグルト |
具のないケーキ | フルーツ入りケーキ |
生のフルーツ | お菓子やジャムなど加工されたフルーツ |
といったかんじでござる。
フルーツ入りケーキに関しては本当に理解できていない。
フルーツとスポンジとクリームってそれぞれ別で食べた方が美味しいやん?
それにしてもゴチャゴチャしているのが苦手でござる。
が、表を見てみたかんじでは、フルーツが関わる場合なだけのようだ。(今気付いた)
実際、炊き込みご飯やゴーヤチャンプルーといったおかず系なら普通に食べることができる。
他にも穀物入りパンとか、具沢山カレーとか、トッピング全乗せラーメンとか……カロリー増し増し☆
この記事書きながら改めてブログやってみて良かったと思っておる。(現在進行形)
フルーツ系は混ざると苦手になることが分かった。アラタナハッケン (゚∀゚)!!
これで今後さらに苦手なものを予め避けることができるぞい。
ハッピーライフ☆(^ω^)
炭酸とアルコールは『劇物』

薄味好きから派生して語る話題の1つに、炭酸とアルコールがある。
拙者にとってこれらは『劇物』でござる。
炭酸とアルコールは口に入れただけで……というか唇に触れただけで
「イ゛テ゛テ゛テ゛テ゛テ゛テ゛テ゛テ゛!!!!!!!!(泣」
のザマでござる。(´・ω・`)
哀しいかな、巷では炭酸が飲めない人のことを「ぶりっこ」「カマトトぶってる」「あざとい」「大袈裟」などと冷笑する界隈が存在する。
いやマジで痛いからな????????
この痛さをどう表現すれば分かってもらえるかというところだが、強いて言うなら『劇物』でござる。
即座に体が「毒だ!」と判断して吐き出してしまう。
痛くて痛くて仕方がない。
拷問かと本気で疑うレベルでござる。
たまーに姉弟が「1晩放置して炭酸抜けたやつあるから飲んでみ」と抜き打ち耐久力テストを実施してくるのだが、飲んでみた結果は「全然パチパチしとるやないか!」でござる。
運動部にありがちな悪習
炭酸が飲めない人のことを馬鹿にする人がいるとは言ったが、ネット上でのどこの馬骨野郎の意見はまぁ無視できる。
しかし、これが体育会系の運動部となると避けては通れぬ道でござる。(少なくとも拙者が大学生の頃は)
試合の後には必ず飲み会があったのだが、こういうのを仕切る奴は問答無用で「とりあえずビール」のルールを全員に押し付けてくる。
「炭酸が飲めないから他のにしてくれ」と頼むと倍返し以上で返ってくるディスの数々。
「注文する人困らせんなよ」
「そういうのいいから」
「ノリ悪いって」
「空気読めよ」
「そんくらい飲めるやろ」
「好き嫌いすんなって」
「これの良さが分からんとかお子ちゃまやな」
そこまで言わんでよくね?????
拙者が何をしたって言うねん……(炭酸を拒絶した)
こんなん飲み会が嫌いになっても仕方がないでござるな(´・ω・`)
社会に出てからも不便な思いは続く
社会人になってからは別の場面で困ることがある。
それは『結婚式』でござる。うぅ……頭が……
結婚式の披露宴では最初に乾杯酒が準備される。
そして、それらはスパークリングワインかシャンパンというのが「常識」というやつらしい。
で、そろそろ新郎新婦が到着する……!
というタイミングの前で、スタッフさんが赤か白かなどを聞いて回ってくれる。
そこで拙者は「炭酸が飲めないので水でお願いし申す」と言うのだが、今までサクッと対応してくれたスタッフさんはいなかった。
「え……?」みたいな反応が返ってくるので、「あー、困らせてるんやな」と悲しくなる。
人類ってそんなに炭酸飲める割合の方が多いんか?
大抵は臨機応変に対応してくれるのだが、1度だけあったのが「ワインかシャンパンじゃないと無理です」という回答。
会場の人数がかなり多い式だったので例外は認められなかったのかもしれん。
乾杯のフリだけしてその後は同じテーブルの友だちに飲んでもらった。
その式では招待状に出席の連絡をする時点でアレルギーや好き嫌いを聞いてくれる項目があり、もちろん事前に炭酸NGを申告していたのだが、反映されていなかったのは謎でござる。
ていうかさ、ワインの色聞きに来るんやったら最初から何飲みたいか個人に聞いて合わせた方がよくない?
やっぱ手間なんかな……。
そもそも飲み物って揃えなあかんのか?
新郎新婦はゲスト一人一人のグラスの中身まで見てないやろ。
「乾杯は炭酸の入ったアルコール」っていう固定観念が1日でも早くこの世から滅びますように☆
この偶然にでもこの記事に辿り着いてしまった人は、今後「炭酸orアルコール飲めない民」が困っていたら是非とも助けてやってくだされ。
劇物とまではいかない『カフェイン』

余談だがコーヒー、紅茶、抹茶といった『カフェイン系』は好きでござる。
が、劇物に満たないまでも許容量がある。
経験則なのだが、午後16時以降に摂取すると動悸が止まらなくなる。
また、1日に3杯以上飲んでも以下同文でござる。(但し「1杯=200ml」とする)
マジでやばかった話なんだが、友だちと夕方に和風カフェで抹茶をしばいて解散した後電車に乗ると、座っているのに眩暈で視界がグワングワンになった。
これはさすがにやばいと思って高槻駅で一旦ホームに降りたのだが、電車からホームに渡るだけでも命がけでござった。
駅の壁に手をついて息と視界を整える。
フィクションでしか見たことがなかったシーンを自分で再現する日が来ようとは。
特急だと調子のいい日でも酔うことがあるので、わざわざ烏丸駅から梅田まで準急に乗ったのにコレでござる。
もう何に乗ればええねんという気持ちと、二度と夕方に抹茶は飲まねぇという気持ちだけ家に持って帰った。
しかし激辛好きという矛盾

さて、タイトルでも触れた通り、『薄味好き』には例外がある。
拙者は激辛料理が大好きなのでござる。
キムチはもちろん、スンドゥブや麻婆豆腐、激辛カレー、激辛ラーメンなど自炊するくらいには好きでござる。
冒頭で調味料の少なさを語ったが、コチュジャンと豆板醬は冷蔵庫の奥でスタンバってる。
辛いものに目醒めたのは忘れもしない小学5年生の時。
とあるラーメン屋で急にいつもと違うものが食べたくなって、やけくそで注文したのが始まりでござった。
あの時の拙者は我ながらバカで優秀でござった(笑)
とはいえ、刺激物はなんでも好きというわけではない。
辛子、ワサビ、山椒といった「ツンとくる」系の辛さは苦手でござる。
そうです、麻婆豆腐に山椒を入れない流派の者でござる。
たぶん「hot」系の辛さが好きなんだと思われる。
しかし、炭酸やアルコールですら口が痛くなる拙者でござる。
香辛料は何ともないのかというと……
普通に口腫れる(^ω^)
でも不思議なことに炭酸の時みたいに激痛を喰らうわけではないのよなー。
辛いものの何がそんなにいいのかと聞かれると説明が難しいのだが、強いて言うなら『なんか幸せ』でござる。
聞いた話によると、辛いものを美味しく感じるのはその「麻薬的性質」が背景にあるらしい。
辛いものを食べると、脳内から「βーエンドルフィン」という、快楽ホルモンがドバドバ出てくる。
しかも、このβーエンドルフィンは普段美味しいものを食べたときにも放出されるのだとか。
なので、「辛いもの」「快感」「美味しさ」が無意識に結びついてしまう仕組みでござる。
なお、βーエンドルフィンで幸せな気分になると、アドレナリンやドーパミンといった興奮作用のある物質も分泌される。
こうしてどんどん気分がよくなり、もっと辛いものを求める「辛いもの中毒状態」の一丁上がりというわけでござる。
他にも、ストレスが溜まっていると別の刺激を求めて辛いものが食べたくなるのだとか。
……たしかに、病んでた大学時代はかなり頻繁に激辛ラーメンを食べていたことは事実(汗
よく「辛いもの好き メンヘラ」なるサジェストが出てくる度「失礼だな」と思っていたが、こういう仕組みを暴かれるとぐうの音も出ませんな☆
ちなみに、辛いものが好きな人によく見られる性格傾向として、
チャレンジ精神旺盛
浮気体質
ストイック
スリルを求める
など、偏見に満ちたものから分析の余地のありそうなものまで様々な噂がある。
この中で拙者が認めざるを得ないのは「スリルを求める」でござる。
1人で唐突にバンジージャンプ行ったり、衝動でワーホリしたりと、前科がありますので……。
科学的根拠はさておき、世間の一部では「辛いもの好き」への悪いイメージがあるのも事実でござる。
これらの声を拾ってみたところ、「辛いもの好きアピールや自慢がウザい」ということでござった。
たしかに自慢されたら嫌やなー。
拙者も「俺って炭酸飲めるねん(ドヤぁ」ってされたらちょっとイラっとくる(笑)
どんな食の嗜好があれど、そうではない人を下に見たり価値観を押し付けるのは気分が良くないでござるな。
拙者も辛いものが好きとは語らせてもらったが、辛いものなんて食べれなくても人生困らないし、他にも一緒に「美味しい」と思えるものを探すのも楽しいと思う。
もちろん、辛いもの好きな友だちが作れたら嬉しいことこの上ない。
今んとこそういう友だちいないので……(´・ω・`)
辛いものを一緒に楽しめる人が見つかりますように☆
遺伝ではなさそう

さて、この『薄味派』と『激辛好き』だが、なんとどちらも遺伝ではなさそうでござる。
というか、むしろ家族の中で拙者だけなんだなこれが(^ω^)
いくつか例に挙げたように、同じ環境で育った姉弟ですら味覚がかけ離れている。
両親ですら「????」状態でござる。
そうなんです。
身内にすら共感してもらえない謎の『食の矛盾』なのでござる。
「家族でもこの感覚が分からないんだ」と実感したエピソードがあるので1つ披露する。
拙者は子供の頃、味が濃いという理由でジュースを飲むことができなかった。
……まぁアレルギーとかではないので、頑張れば飲めなくもないのだが、コップ1杯でもキツかった。
しかし、「普通」は子どもというのはジュースが好きな生物でござる。
むしろ「おかーさーん! ジュース飲みたいぃぃぃぃぃ!!!!!」と駄々をこねるガキンチョを見たことがあるのではなかろうか。
ジュースくらい飲めなかったところで問題ない、と思うかもしれない。
実際、拙者も問題ないと思う。
しかし、人の意見というのは様々でござる。
友だちの家に遊びに行ったとき、その家の親に他の子がジュースをご馳走してもらう中、拙者は「お茶かお水ください」と言うのが定番だった。
むこうの親御さんは「珍しいね~ジュース飲みたくなったら飲んでいいよ~」という反応が多かった。
拙者の母的にはそれがちょっと嫌だったらしい。理由は
「家でジュース飲ませてもらえてない子みたいに思われるからやめて」
とのこと。
それを聞いてからというもの、人前では5回に1回くらいは見栄を張ってジュースを注文するようにしていた。
これに関しては、親と言う生物になれば気持ちが分かるのか、一生分からないのかまだ答えが出ていない。
もし可能ならば世間のママさんパパさんから意見を聞きたいところでござる。
ちなみに今でもほとんどジュースは飲まないのだが、リンゴジュースだけは好きでござる。
今後ますますのリンゴジュースの発展を願って、乾杯☆
おわり
というわけで、誰か1人でも共感してくれたら嬉しい『薄味派』と『激辛好き』でござった。
このボディに生まれてもうすぐ30年。
いまだに取り扱いに四苦八苦していて我ながら意味が分からない。
もしも「めっちゃ気持ち分かるZE☆」って人がいたら仲良くなれそうでござる。
ここまで読んでくれてありがとう。
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