2024年のブックサンタが終了して早2週間。
個人的な振り返りと、昨年参加し損ねた人への布教を行っていこうと思う。
ブックサンタとは
ブックサンタとは、NPO法人チャリティーサンタによる、諸事情によってクリスマスを楽しむことのできない子どもたちに本を届ける活動である。
超ざっくり説明すると
参加書店の実店舗or公式オンラインで本を購入
↓
運営事務局が貧困家庭や児童福祉施設を選定
↓
クリスマスプレゼントとして子どもたちに届けてくれる
というかんじである。
念のためお伝えしておくと、ブックサンタに限らずボランティアや寄付は自分がしたいと思った時にいつでもしていいのだ。
また、ブックサンタでは1年を通してこどもたちに本を届けている。(後述)
ただ、この「ブックサンタ」はその名の通りサンタ的活動となるのでこの季節なのである。
筆者のブックサンタ体験記
初挑戦と反省
恥ずかしながら拙者がブックサンタの存在を知ったのは2022年のクリスマスイヴのこと。
知り得たその日に早速書店で「ブックサンタお願いします!」とお頼み申したものの、残念ながらその年はクリスマスに間に合わないと言われてしまった。
そりゃあ絶賛配達準備中なんだから当然である。
とはいえ、クリスマスに間に合わなかった本は誕生日プレゼントやその他諸々のお祝い事で子供たちに届くとレジのお姉さんが教えてくれたので、その形で参加させていただいた。
翌年以降は反省をいかし、ブックサンタの受付期間が解禁する9月末に済ませることにしている。
3年分の記録
実店舗でブックサンタに参加するとステッカーをもらうことができる。
過去2年分は選んだ本の写真を撮っていないのでステッカーで存在を広めようと思う↓


そしてそして!
今年こそは本の撮影を覚えておったぞい!(悲願)
選んだのはこちらのラインナップ↓

例年、小学校中・高学年(※中学生・高校生ではない)向けの本が足りないということなのでその辺りを意識してみた。
今年こそブログでブックサンタを紹介するため、レジのお兄さんに許可をもらって商品詰め用スペースで撮影した。
「自分も撮影したいな」と考えている人はぜひ書店員さんに確認してくだされ。
余談
店舗でもらえるステッカーだが、拙者はスケジュール帳に張るようにしている。
こんなかんじ↓

前の年のステッカーを次の年のスケジュール帳に張るという一見奇妙な行為だが、こうしておくことで翌年の参加を定期的に思い出すことができるのである。
地味におすすめ。
悲しき知名度
この素晴らしい活動、Xなどで検索すれば割と引っかかるが、拙者の体感では残念ながらあまり知られていないようだ。
昨年レジで「ブックサンタでお願いします」と言ったときも、「え? ブックサンタ???」と言われてしまうくらいの認知度であった。
その時は横のレジの先輩ネキが対応してくれたので、もしかしたら彼女はバイト1日目とかだったのかもしれん。
ちなみに公式サイトによると
書店さんの中には新人さんもいることから、すべての方がブックサンタを把握しているわけではありません。ブックサンタについて相談したい場合は、お手数ですが画像にあるような缶バッジを付けた書店員さんをお探しください。(一部抜粋)
ということである。
ゆえに、拙筆ながらここでブックサンタの認知度だけでも広めようと思う。
ブックサンタをおすすめするめちゃくちゃ個人的な理由
今この記事を読んでくれている物好きさんは毎年どんなクリスマスを過ごしているだろうか。
拙者は恋人もいなければ物欲もない。
毎年隠居老人のようなクリスマスを何の不満も感じず過ごしている。
強いて言うなら有給を取った浮かれポンチな社員の分まで労働に勤しんでいる。
だが、諸々の事情を抱える子どもたちはどうだろう。
学校に行けば同級生らはどんなクリスマスプレゼントをもらったかで盛り上がっている。
「君は何をもらったの?」と悪気なく聞かれても何も答えることができない。
クリスマスなんて毎年期待しない。
サンタクロースなんていない。
きっと自分が悪い子だからいけないんだ……。
そんな我が子の姿を毎年見る親の気持ちはどうだろう。
プレゼントの1つもあげられなくてごめんね。
自分は親失格なんじゃないか。
クリスマスなんて大嫌い。
なくなればいいのに。
そんな背景を(一方的に)想像して拙者は思った。
もう十分恵まれている拙者の幸せを、本という形でお届けできたらクリスマスをほんの少しでも楽しめる人が増えるのではなかろうか。
労力と言っても拙者が好みの範囲で財布の紐を緩めるだけで、誰かが傷つくようなことはない。
むしろ選んでいる時間がけっこう楽しいんでござるよ……。
なんやかんや贈る側もハッピーなイベントなんだよな。
ついでにこれは完全に拙者の偏見なのだが、子どもってゲームしてたら大人に苦言されることはあっても本の読みすぎで注意されることってあんまなくないか?
(なお拙者はガキンチョの頃本の読みすぎで怒られたが)
要は、本は面白いし勉強になるし大人に怒られないんだぜ!!!!!
ということである。(所説あり)
これはもう贈るしかないな。
そんな気持ちで拙者はブックサンタに参加している。
地震と豪雨の被害にあった能登半島に
2024年初めに起こった能登半島地震。そして9月半ばに追い打ちをかけた豪雨・浸水被害。
2024年のブックサンタでは、未だ不自由を強いられている、能登半島で被災した子どもたちへのプレゼントも企画されていたようだ。
この企画が今後どのような形になるのかは分からないが、何か力になりたいと思っている人にはブックサンタという選択肢を頭の隅に置いておいてほしい。
どんな本を選べばいいの?
「どんな本を選んだらいいか分からない」というあなた。
公式サイトでいくつか紹介してくれているぞい。
また、クリスマスに向けて本が集まってくると、どの年齢層向けの本が足りていないかなど随時SNSで情報を発信してくれるので迷った時はチェックしてみてほしい。
実際、拙者も自分が該当年齢だった時に読んでいたものを参考にしようと思った。
のだが……。
すでに当時はラノベ(「とある魔術の禁書目録」「物語シリーズ」)とか読んでいたのであんま参考にならんかった(笑)
なので迷った時は公式サイトをチェックだ!
また、本を購入する以外にも、サンタに扮したり運営費を寄付すしたりするなどの支援方法もあるので、自分に合った方法を見つけてみるのもおすすめである。
注意点
さっそくブックサンタに参加しようと思っているそこの御仁。
一度落ち着いて公式サイトに「よくある質問」に目を通してほしい。
上記リンク先の公式サイトのQ&Aの中でも特に知っておいてほしい内容を個人的に3つ挙げるので、以下お付き合い願いたい。
1. ギリギリに滑り込むとクリスマスに届かない
例えばであるが、2024年のブックサンタ受付は9/22から始まっている。
かつての拙者のようにギリギリに滑り込むと、クリスマスプレゼントとして子供たちに届かないという事態になる。
ただし、先述したように間に合わなかったものは1年を通して誕生日プレゼントとして活用される。
なので、どうしてもクリスマスに届けたい人は余裕を持って書店に足を運び、近くに書店がない人はオンライン書店の利用も考えてみるとよい。
2. ロングセラーなど有名なやつは被りがち……。
ロングセラーとは、人気があって長期にわたってよく売れる商品のことである。
本に限らず、自分が詳しくない業界の商品を買う際あなたはどうするだろうか。
比較サイトやまとめサイトを一通りパトロールした後、なんやかんや手堅そうなメーカーの商品に落ち着くパターンが多いのではなかろうか。
これは読書界隈でも起こりがちで、ロングセラー作品は、不慣れながらも読書をしてみようかなという層が自力で辿り着きやすいのである。
また、ロングセラー商品は万人受しやすいため、手に取った人や心に残った人も多く、ゆえに布教される機会も多いのである。
(学校に置いてあることも多いだろうし)
ロングセラーはもちろん素晴らしい作品だが、家庭ですでに所持している場合が多く、贈っても重複しやすいのがネックになっている。
しかーし!
ポジティブに捉えれば、ニッチな作品にも活躍のチャンスがあるかもしれないということである。
あなたが発掘したこだわりの一冊の良さが分かる将来有望なキッズが爆誕するやもしれぬ。
今思い浮かべたその作品を次の参加機会に送ってみてはいかがだろうか。
3. シリーズものは要検討
分かる。分かるぞその気持ち。
「全俺がオススメするシリーズの第1巻をまず読んでほしい! 絶対ハマるから!」
お気に入りを布教したいその気持ちは大変よく分かる。
だがシリーズものというのはその1巻では完結しないということである。
続きがあれば読みたくなるのは当然である。
しかし、本を待っているのはそもそもクリスマスプレゼントを期待できなかった環境の子どもたちである。
「次巻に続く」ことが前提の作品を送られてもその「続き」を揃えることができない現実が待っているのである。
ましてやシリーズの最初から読まないと付いていけない作品の中盤あたりのやつを持ってこられても、贈られた子供は困惑するだけである。
ただし、シリーズものが一概にダメというわけではなく公式によると、一冊で完結しているものはOKとしている。
ゆえに、シリーズもの選びたい人は注意事項をよく確認し、贈られる相手の「その後」までを考慮した上で素敵なプレゼントを選んでほしい。
その他注意点
上記は拙者的必読注意事項になる。
他にも、漫画は学習系のみ、雑誌不可、新品のみ……など、諸々の注意事項があるので是非一度公式サイトにてご一読されよ。
まとめ
以下、本記事のおおまかなまとめになる。
・ブックサンタは実店舗やオンライン書店から子どもたちに本を届けるチャリティー活動である
・組織としては1年中活動を行っている
・クリスマスプレゼントとして届けたいならクリスマスまでに余裕をもって参加する
・ロングセラーや有名作品は被りやすい
・シリーズものは条件あり
繰り返すがブックサンタはあくまでチャリティー活動である。
同調圧力や承認欲求から行うものではない。
ツイステ6章7話でヴィル先輩も言ってた!

また、己の生活を後回しにしてまでするものではないと思う。
金額や冊数を周りの人と比べたりせず、ただ本を選び、贈る、という体験を楽しんでもらいたい。
どうせやるなら自分が一番楽しみたいものである。
次のクリスマスも一人でも楽しめる人が増えますように。
最後まで読んでくれてありがとう。
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